旭川帰省に合わせて、行ってみたかった旭川空港の周辺を訪れてみました。
今回は「旭川空港」と「アイス工房田村ファームCloverのジェラート」をご紹介します。
旭川空港を散策
北海道(札幌)に長く住んでいますが、旭川空港へ行くのは初めてになります。
普段は、地元札幌の最寄りの「新千歳空港」を利用しているので、新千歳空港と旭川空港の違いにも注目したいと思います。
旭川市街から旭川空港へ
JR旭川駅からの自動車での所要時間は、約30分です。
エリアとしては、今話題の「東神楽」になります。
東神楽町は、東川町に続いて移住ブームが来そうな地域として注目されています。
ターミナルビルは、2000年に新しく建てられたそうです。
ターミナルビルの壁面はガラスが多く採光性に優れ、ビルの中は自然の光で明るかったです。
空港の東側には大雪山と十勝岳がそびえており、天気によっては自然の景色を楽しむことができます。
新千歳空港との比較
「北海道の空の玄関口」と言われる新千歳空港と比べると、直接乗り入れる航空会社が少ないため、利用客数はかなり少ないです。
ですが、道北や道東の北海道民の空の移動には欠かせない、重要な空港です。
新千歳空港 | 旭川空港 | |
就航路線(国内線) | 11社 | 3社 |
利用者数(国内線) | 1882万4,306人 ※2016年度 | 94万9,645人 ※2014年度 |
利用者数(国際線) | 272万726人 | 16万492人 |
テナント数 | 180以上 | 20以上 |
レルヒ中佐顕彰像(空港駐車場)
駐車場の端に記念像があり、気になって調べてみました。
オーストリアの軍人で、旭川(北海道)のスキー発祥に貢献した人物「レルヒ中佐」を顕彰する像とのことです。
テオドール・エードラー・フォン・レルヒ(Theodor Edler von Lerch, 1869年8月31日 – 1945年12月24日)は、オーストリア=ハンガリー帝国の軍人。最終階級は陸軍少将。
日本で初めて、本格的なスキー指導をおこなった人物である。訪日時は少佐で、少佐の時にスキーを日本に伝えたため、日本国内では一般的には「レルヒ少佐」と呼ばれる。後に中佐に昇格したあと日本各地を回ったため、北海道などでは「レルヒ中佐」と呼ばれる。
テオドール・エードラー・フォン・レルヒ -Wikipedia
北海道の開拓は、本州や海外からの多くの人達の努力により成し遂げられました。
北海道の開拓期の歴史には非常に興味があるので、また詳しく調べてご紹介したいと思っています。
空港1階フロア(チェックインカウンター)
総合案内の前では、あさっぴー(旭川公式キャラクター)がお迎えしてくれました(笑)
旭川は動物園も有名で、「旭山動物園のある街」としてもアピールしています。
フロア1階のチェックインカウンター前は吹き抜けになっており、新千歳空港と同様に広々として開放感があります。
チェックインカウンターに向かう途中の通路に、福井爽人さんの原画による、ステンドグラスの大作がありました。
福井爽人さんは、内閣総理大臣賞を受賞した経歴もある、旭川市生まれ、小樽市育ちの日本画家だそうです。
チェックインカウンターの上の2階からぶら下がっているのは、旭山動物園のオランウータンでしょうか?(笑)
旭山動物園は1967年開園で、2017年に開園50周年を迎えたそうです。
空港2階フロア(国内・国際出発ロビー・テナント)
空港は改築工事中で、フードコートの「空市」がオープンに向けて準備中でした。
ポスターの「大雪には慣れている。」は、旭川空港の就航率の高さのアピールです。
雪の除雪体制が充実していて、就航率99.5%(2017年度実績)を誇るそうです。
確かに新千歳空港が大雪で閉鎖されるニュースはよく耳にしますが、旭川空港の閉鎖は聞いたことがありません。
国内線の出発ロビーも広々としています。
お土産ショップ
お土産ショップも充実していて、北海道定番のお菓子から旭川限定の商品まで、幅広く取りそろえられています。
商品の取り扱いも充実しており、空港の規模に見合っていて、ちょうどいい店舗数です。
地元でよく利用する新千歳空港は、お土産ショップが多くて目が回ります(笑)
北海道のお土産の定番「白い恋人」もあります。
小樽の洋菓子舗「ルタオ」もありました。
美瑛のお店のお菓子で、旭川空港でしか買えない商品も見かけました。
岩見沢の「NORTH FARM STOCK」(ノースファームストック)の食品も取り扱っています。
旭川のラーメン店の「梅光軒」や「よし乃」のラーメンも売っていました。
「よし乃」は昔ながらの味噌味が気に入って、何回か食べにいったことがあります。
北海道の空港は、ラーメンの取り扱いが充実しています(笑)
北海道ならではの木彫り・革製品のお土産店もあります。
個人の作家さんの作品が並べて展示されています。
お手頃な価格の作品もあり、北海道のお土産としても喜ばれそうです。
面白い形のスツール? がありました。
高級そうな毛並みで、座るのが勿体ないです(笑)
一緒に行った妻は、自然由来のエッセンシャルオイルが気になったようです。
美味しそうなソフトクリームを見かけましたが、次に行く田村ファームでジェラートを食べる予定でしたので我慢しました(笑)
「エスペリオ」は興部町の牛乳を使った牧場の直営ショップです。
北海道以外にも、東京や横浜、鎌倉など全国に出店してるので、ご存知の方も多いと思います。
空港3階フロア(展望デッキ・レストラン)
展望デッキは無料で見学できます。
あいにくの吹雪の天気でしたが、駐機した飛行機が間近に見られて迫力がありました。
ガラス越しにも、そう変わらない距離で見ることができます。
この吹雪でも通常の運行でした。
リボンちゃんとあさっぴーにお別れして、旭川空港を後にしました。
空港を出る頃には天気も良くなりました。
旭川家具(イス)
空港の1階フロアに、座り心地の良いイスがありました。
腰の部分が調節可能なベルトになっており、とても座り心地が良かったです。
調べてみたところ、東神楽町にある木製家具メーカーの「匠工芸」さんの「07」という製品であることが分かりました。
腰痛持ちの自分に、1脚購入したくなりました(笑)
アイス工房・田村ファームCloverのジェラート
空港から直ぐの丘に「アイス工房・田村ファームClover」があります。
徒歩圏内ですので、飛行機の搭乗前の空いた時間に訪れるのも良いかもしれません。
田村ファームCloverは、「田村牧場」の絞りたての牛乳を使っている、美味しいジェラートで有名なお店です。
今回は「アイスクリーム」(350円)を選んでみました。
ショーケースのアイスの中から、2種類を自由に選ぶことができます。
ショーケースには、12種類以上のアイスクリームが並んでいました。
コーンの上に盛って乗せるタイプで、子供はよく落としてしまうそうです(笑)
ヨモギ味は初めてでしたが、柚と対照的な味で美味しかったです。
初めての旭川空港散策でしたが、旅行では無かったので、時間を気にせずに楽しむことができました。
偶然にも、座り心地のいいイスに巡り会うこともできました。
次は、「空の日」(9月20日)の「旭川空港まつり」の時期にでも訪れてみたいと思っています。
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