<25日目、2000年6月25日> 札幌・北海道開拓記念館→小樽・宿ぽんぽん船

北海道百年記念塔 北海道の旅 2000年
札幌から小樽へ
札幌から小樽へ

 8時起床。朝食をご馳走になった後10時におじさん夫婦、娘さん、自分とで「北海道開拓記念館」を訪れることにした。記念館までは親戚宅から15分程度の距離だ。近づいてくると「北海道百年記念塔」が目に入ってくる。昭和46年に北海道百年を記念して北海道の開拓につくした先人の労苦に対する感謝を示すために建てられた塔だ。

 さっそく入場し塔に階段で上ってみる。高さは百年を記念して100メートルあるが、上れるのは高さ23メートルの展望室までだ。それでも眺めが良く札幌市街を見渡すことができた。

「北海道百年記念塔」高さ100メートル
「北海道百年記念塔」展望台からの眺め

 次は開拓記念館を見学する。ここも北海道百年を記念して建てられた歴史博物館だ。展示は8テーマで構成されており旧石器時代からアイヌ文化、戦争、戦後の北海道、新しい北海道などが順をおって展示・説明されている。ここを訪れるのは3度目になるがいつ来ても飽きることがない。また、昆虫から始まり恐竜の化石や、熊、鹿の剥製も多数展示されている。幸い旅行中には熊には出会わなかったがこの展示場で迫力ある姿を眺めさせてもらった。

テーマ2「アイヌ文化の成立」より
剥製の熊が迎えてくれた
テーマ4「近代の始まり」より

 2時間ほど見学し次に移動する。昼食は市街に移動し、おいしいと評判のラーメンをご馳走になった。太いちぢれ麺で大変おいしかった。

「味源」で、この旅初めての札幌ラーメンを食べる

 もう少しゆっくりと話す時間が欲しかったが次の目的地「JR小樽」に移動するために17時には列車に乗らなければならない。列車出発の時間が近づき、あわただしく別れを告げ親戚宅を後にした。快速列車のため「JR新札幌」からの移動の所要時間はわずか44分だ。今日の宿は駅から歩いて15分程度にある“とほ宿”「ぽんぽん船」を予約してある。チェックインを済まし、小樽運河を見学しに行く。日曜日ということもあり大勢の観光客でにぎわっていた。皆運河、倉庫をバックに記念写真を撮っている。

「JR小樽」駅に到着
今日の宿「ぽんぽん船」
小樽運河には石造り倉庫が建ち並ぶ

 ここにも商魂たくましいひとがいた。記念撮影をし、後から郵送するというものだ。比較的繁盛しているようで何家族かが撮影を依頼していた。19時半頃ガス灯に照らされ、旅情を感じながら宿に戻る。

 今日は自分を含め3人の旅人が宿泊をしていた。風呂に入り少しくつろいだ後ミーティングを始める。自己紹介や今までの行程、今後の予定などを話し合い情報を交換しあった。ユースホステルと異なり「とほ宿」はアルコールを特に禁止していない。ビールを飲みながら遅くまでミーティングは続いた。

夜17時半。ガス灯が水面に写り込む

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