7時起床。このユースホステル「美馬牛リバティユースホステル」は意外と混んでおり同室のベッドは4つとも旅人で埋まっていた。朝からWebページの作成をしていると何人かが興味を示してくれ、Webページのアドレスを教え、感想を電子メールで送ってくれるよう約束をした。他の旅行者との会話は旅の話はもちろん、Webページやパソコン、仕事の話で話題は事欠かない。特に毎日続けているWebページの作成、昔携わっていた人工衛星の設計の話は特に珍しいのか興味をもって聞いてくれる。
9時半ユースホステルを出発。駅で時間をつぶし10時43分「JR美馬牛(びばうし)」を出る。約40分でJR旭川到着。JRで北海道を旅するには必ずここを通過しなければならない。今回で旭川を訪れるのは3回目となる。
12時高速バス「流氷もんべつ号」で札幌に向かう。この高速バスは以前札幌から旭川に移動する際に利用したものと同じものだ。時間はかかるが2,000円の低料金に負け、また利用することにした。
約2時間バスに揺られ札幌駅前に到着。時間は14時。まだ日が高いので市街を回ってみることにした。地図でおおざっぱにコースを決める。札幌駅から一番近い観光名所は「北海道庁旧本庁舎」だ。バックパックを背負い庁舎に向かう。駅から500メートル程度の距離なので数分でたどり着く。ネオバロック様式の赤レンガ造りの庁舎だ。現在は国の重要文化財に指定されているという。館内には北海道の開拓の歴史資料が絵画と共に展示されており当時の苦労が思いしのばれる。冷房が効いた休憩室もありのんびりと館内を見学することができた。
次は「時計台」に移動。過去何度も訪れた場所だが前回から10年以上もたっているとさすがに懐かしい。今では日本の3大ガッカリ名所とも言われているが、やはり札幌名所にはかわりがない。ビルの谷間に力強くそびえているのを見ると何か頼もしさを感じる。
次は東に移動し「サッポロファクトリー」を見学する。レストラン、ショップ、ホテル、美術館、映画館など約140もの施設が集結した札幌の新しい観光名所だ。内部は4階まで吹き抜けのアトリウムで、ウィンドウショッピングだけでも十分に楽しめる。ここでは隣接する「札幌開拓史麦酒醸造所」での数種類の地ビールを楽しむ。ビール以外にも地ビールの製造工程を無料で見学でき日本のビール製造の歴史をかいま見ることができた。
程良い時間になり今日お世話になる親戚宅に移動する。この北海道の旅の1日目、2日目にお世話になった母の姉夫婦の家だ。今夜は道北、道東、富良野・美瑛をまわった報告会になるだろう。今日も何人かの親戚が集めてくれるという。今日も夜遅くまで歓談が続くだろう。
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