<17日目、2000年6月17日> 釧路・和商市場→釧路湿原・ノロッコ号・細岡大観望展望台

釧路湿原 ノロッコ号 北海道の旅 2000年
釧路散策・釧路湿原
釧路を散策して釧路湿原へ

 7時起床。8時「星のまきばユースホステル」を出発。

 釧路といえば現在有名なのは「釧路湿原」と「和商市場」だ。さっそく駅前の「和商市場」に行ってみる。和商市場は札幌の「二条市場」と並ぶ観光客相手の有名な市場だ。この市場の名物は「勝手丼」だ。その名の通り総菜屋でご飯を買い、その上に市場を周り計り売りしてもらった好みの具を乗せていく。今回はご飯大盛り300円、いくら220円、たらこ170円、ウニ400円、海老399円、マグロ200円ご飯が見えなくなるほどの具を乗せても合計約1,700円で済んでしまった。礼文島のウニ丼に次ぎ2回目の贅沢だ。和商市場では勝手丼以外にも観光客相手にホッケや蟹、その他の海産物を低価格で販売し地方発送も行っている。

JR釧路駅前にある「和商市場」
勝手丼」大盛り1,700円なり
市場内は観光客や地元民でにぎわっていた

 豪華な朝食をとり次の目的地「釧路湿原」に移動する。移動は「JR釧路」から「釧路湿原ノロッコ号」で「JR釧路湿原」までだ。ノロッコ号は名前から想像できる通り「日本一遅い列車」をキャッチフレーズにしている。ディーゼル車で客車は3両編成。列車のアピールのため木製のベンチの採用や乗車証明書の無料配布、釧路湿原を紹介する車内アナウンスなどいろいろと工夫を凝らしている。

 ノロッコ号が実力を発揮するのは釧路湿原に差し掛かるときだ。いままでのスピードを時速10km程度に落としゆっくりと湿原を通り過ぎ、窓の外を流れる景色をゆったりと楽しめる。

「釧路湿原ノロッコ号」
ノロッコ号車内。木製のテーブル、ベンチが並ぶ

 11時22分JR釧路湿原到着。さっそく坂をのぼり「細岡大観望展望台」に向かう。天気が良く蛇行する釧路川の様を手に取るようにはっきりと見ることができた。今日は休日なので観光客が続々と訪れる。何度か頼まれた写真撮影をし、日光浴をしながら時間をすごす。近くにはビジターズラウンジもあり休憩はもちろん湿原や付近に生息する動植物の資料を見ることもできる。15時頃に一端ラウンジに引き上げ展示を見ながら営業時間が終わる18時まで待つことにした。

「JR釧路湿原」駅
釧路湿原。蛇行する網走川がはっきりと見えた
夕日が沈む網走湿原

 今日は展望台の角にテントを設営する予定だ。Webページで「野宿」をキーワードに検索したところ展望台で野宿できるスペースがあるという情報を得ていたからだ。実際その場所を見てみると非常に狭い。一人用のテントがやっと張れる程度しかない。18時を過ぎ再び展望台に戻る。まばらだが観光客は数名残っておりまだテント設営は早そうだ。日没を見ながら観光客が帰るのをしばらく待つ。19時半やっと展望台を独占することができた。すぐにテント設営。天気も良く雨が降る気配もないのでフライシートは張らないでおく。今日も自然と一体になって夜を過ごす。

展望台を独占しテントを設営した

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