<16日目、2000年6月16日> 弟子屈町川湯温泉→釧路

摩周湖 展望台 北海道の旅 2000年
弟子屈町川湯温泉から釧路へ
弟子屈町川湯温泉から釧路へ

 6時起床。駅のホームの端で無事夜を明かすことが出来た。引き続き駅のホームでガスコンロを組み立て朝食をとる。

駅のホームの端で一夜を明かす

 今日の予定をどうしようかと考えていると、駅員が無料で自転車を貸してくれると言う。移動する足が出来たので希望していた「屈斜路湖」、「摩周湖」の見学が出来そうだ。「JR川湯温泉」は屈斜路湖、摩周湖の中間に位置する。ロードマップを眺めコースはそれぞれの湖を国道沿いに半周づつまわることにした。バックパックを駅舎のカフェに預け6時半JR川湯温泉駅を出発。

国道を自転車で延々と進む

 20分ほど走り川湯温泉街に到着。お土産品店が並び温泉地独特の硫黄臭が漂う。遠くには「硫黄山」が見え温泉地に来たという実感がわく。さらに屈斜路湖方面に進むと「川湯相撲記念館」が見えてきた。この記念館は横綱「大鵬」の名誉をたたえて立てられたものだ。先を急ぐためここは建物の外観だけを見て先に移動する。

川湯相撲記念館

 1時間ほどで屈斜路湖に到着。この旅初めての湖の見学で多少期待していたが、この湖はあまり目立ったものもなくそれほど大きな感動はなかった。遊覧船で湖をまわればまた違う風景が楽しめ、感動もあるのだろう。湖畔の風景をデジタルカメラに収め次の目的地摩周湖に移動する。

屈斜路湖に到着

 移動途中いろいろな動物を見かけた。農場の牛や馬、野生の鹿が国道沿いの森を走っているのを見ることも出来た。鹿は機敏に飛び跳ね目の前を通り過ぎていき、写真に撮る暇もなく森の奥へ隠れてしまった。

鹿はあっという間に走り去ってしまった

約2時間走り屈斜路湖を抜ける。そのころ道路には蜃気楼「逃げ水」が見えるほど天気は良くなった。摩周湖は標高855mの「摩周岳」内にある。そこまで自転車で上がるのはかなり骨が折れた。途中自転車を押しながら摩周岳の下から約1時間で「摩周第一展望台」に到着。今日は霧もなく湖面にははっきりと山や雲が映し出されている。引き続き自転車を押し「摩周第三展望台」に移動。ここの展望台の眺めはさらにすばらしい。摩周湖全体を見渡せ、透明度の高さを実感でき湖面に吸い込まれそうな感覚になる。30分程休憩を兼ねじっくりと見学し、帰路へ。わずかだが天気雨が降り出した。雨に濡れるのは懲りているので急な坂を猛スピードで下る。

「摩周湖第一展望台」からの眺め
「摩周湖第一展望台」には多くのお土産品店が入っていた
「摩周湖第三展望台」からの眺め
霧もなく湖面には山や雲がはっきりと映っていた

 12時15分JR川湯温泉駅に到着。湖の見学ツアーは約5時間半。礼文島の8時間コースに次ぐ運動で体力をかなり消耗してしまった。ダイエットにも多少貢献しているだろう。

 カフェで休憩をした後今夜の宿を予約する。複数の宿を事前に調べ資料を用意してあったが、宿は釧路にある「星のまきばユースホステル(YH)」を選んだ。他の宿よりも駅から距離が近く宿泊料が安いのがその理由だ。14時9分JR川湯温泉発。例のワンマン、ディーゼル車で次の目的地「JR釧路」に向かう。

駅舎のカフェ「オチャードグラス」で一服する

 約1時間半でJR釧路に到着。観光案内所でユースホステルまでの地図をもらい移動する。駅前はホテルやスーパー、ファーストフードが並び札幌、旭川に次ぐ程のにぎわいがある。駅から30分歩いてユースホステルにたどり着き17時チェックイン。3日ぶりの宿でゆっくりと休養できそうだ。

「JR釧路」駅に到着
今夜の宿「星の牧場ユースホステル」

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