<15日目、2000年6月15日> 網走→弟子屈町川湯温泉・ カフェ オチャードグラス

川湯温泉 オチャードグラス 北海道の旅 2000年
網走から川湯温泉へ

 7時起床。昨日の大雨は朝方まで続いていたが起きる頃には空は青空に戻っていた。

起きたときには空には青空が広がっていた

 9時48分「てんとランド」をバスで出発。昨日テントの中で時刻表をもとに立てた計画では10時5分JR網走駅に到着し、10時15分発の「JR川湯温泉」行きに飛び乗る予定だった。しかし駅についてみるとJR川湯温泉行きは既に発車したとのこと。最近のダイヤ改正ににより10時00分発に変更になったという。次のJR川湯温泉方向発車14時33分まで4時間駅で時間をつぶすことになった。幸い駅の待合い室にはコンセントがあり溜まった電子メールの処理をする。あまりに待ち時間が長いので、我慢しきれずこの旅初めてのビールを購入してしまった。酔わなければこんなに長い時間はつぶせない。

 この後の予定ではJR網走からJR川湯温泉まで約2時間移動。駅からバスに乗り「美幌峠」に移動し見学。その後バスで屈斜路湖畔「砂湯」にあるキャンプ場で野宿する予定だ。時間が4時間ずれた分スケジュールは厳しくなるだろう。

JR網走駅を後にする

 16時24分JR川湯温泉駅到着。列車の窓から大粒の雨が降っているのが見えた。駅前でバスの運転手に尋ねたが、やはり今日の便はもうないという。移動の足がなくなり駅で立ち往生する。このまま列車で釧路へ行き飛び込みで宿に泊まることもできるが「摩周湖」、「屈斜路湖」はぜひ一目見たい。キャンプ場まで10kmあり、雨も降っている。さすがに見知らぬ土地をこの時間から歩くのは気が進まない。

 今日は駅に泊まることを覚悟し気分転換に駅から辺りを見回してみる。温泉街だが案の定駅前通りは閑散としている。よく見ると降りた駅舎の一部がカフェ&レストランになっていた。手持ちの情報誌によるとかなり有名な店らしい。中に入りコーヒーを飲み夜になるまでマスターと世間話をして時間をつぶす。マスターが自分の仕事の話に興味を持ってくれ、話は弾み意外と早く夜は来た。

強い雨に行く手をはばまれた
無人駅にカフェがあった
駅舎内のカフェ&レストラン「オチャードグラス」

 2週間を過ぎて、旅も計画通りに行かないこともぼちぼち出始めた。今日は初の宿無しだ。道東の夜の冷え込みはまだまだ厳しい。駅の軒先を借りて暖かい寝袋に入り休むことにしよう。

この旅初の駅での野宿を体験する

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