7時起床。宿で朝食をとり中富良野マップを眺め今日のコースを計画する。まずは有名なラベンダー畑「ファーム富田」を訪れ、その後に「町営ラベンダー畑」を見に行くことにした。
10時宿を出発。ファーム富田は宿から歩いて5分の距離にある。ハマナス、ポピーは多く見かけたが、ラベンダーの開花にはまだ時期が早いようで咲き揃うまであと数週間かかりそうだ。情報雑誌の様なカラフルな畑のイメージを想像していたので少し残念。
花の美しさを感じるのは世界共通なのだろう。各国から訪れる観光客用にファーム富田では多言語のパンフレットを用意している。実際天気も良く観光客が多く訪れており、日本語以外の言葉(中国語? 韓国語?)も聞かれ国際感があふれていた。
ファーム内には香水の蒸留工場や石鹸工場、複数のみやげ物店が入っている。工場ではガラス越しに化学工場さながらの蒸留行程を見学する事もでき、見ていても飽きることがない。土産物もラベンダーをもとに作られた香水・石鹸、食料品、ドライフラワー、衣料品が用意されており、ここでラベンダーの香りを楽しむことができた。この先お世話になる親戚のためにに人気NO.1の「ラベンダー石鹸」とラベンダーティーを土産として購入しておく。
ラベンダーソフトクリームやラベンダーアンパンなど食欲をそそるものが店先に並んでいるがダイエット中の身のため写真のみで我慢する。珍しい花や景色が多いせいか写真の撮影枚数も今日は特別に多い。午前中に約100枚を撮り終わり、デジタルカメラのメモリーカードもそろそろいっぱいになりそうだ。
2時間程見学して次の目的地町営ラベンダー畑に移動する。歩いて15分、脇にリフトを備えた花畑が見えてきた。町営ラベンダー畑もまだ時期は早いようでポピー等しか見られない。シーズンになればリフトで上りながら美しいラベンダーの景色や香りが楽しめるのだろう。そのまま先に進み「JR中富良野」駅前を散策する。駅前はやはり閑散としておりラベンダーだけがこの町の特産品だということを感じさせる。
宿の帰り道にもう一度ファーム富田に寄ってみる。展示の一部、花人の舎(はなびとのいえ)にある「資料館」を見忘れたからだ。資料館には蒸留器の開発やファーム富田の歴史を年代順にわかりやすく展示してある。北海道のラベンダー農家が一時期少なくなったいきさつや、ラベンダー畑の復興の様子を見ると農主富田忠雄の苦労をつぶさに感じられた。
16時宿に戻り風呂を済ませる。朝、宿を出るときに夕食の希望をオーナーに伝えておいた。昨日はボリューム満点のメニューだったのでダイエットを忘れ食事を楽しんだ。今日は運動量も少ないので野菜中心の低カロリーなものを少量で良いとお願いした。オーナーは臨機応変に対応してくれ、夕食はダイエット・メニューをおいしくごちそうになった。
コメント