<22日目、2000年6月22日> 中富良野→美瑛(美馬牛)・木と丘

美瑛 ケンとメリーの木 北海道の旅 2000年
中富良野から美瑛・美馬牛へ
中富良野から美瑛・美馬牛へ

 8時起床。引き続き特別ダイエット・メニューの朝食をとり出発の準備をする。オーナーが旭川への買い出しのついでに今日の目的地「美瑛(美馬牛)」に寄ってくれるというので車に同乗させてもらうことにした。宿代2泊分とビール1本分10,050円を払い”とほ宿”「きたぼし」を出発した。15分程度走り、今日の宿「美馬牛リバティユースホステル(YH)」に到着。チェックイン前なのでバックパックを預け、レンタル自転車を借りる。

 美瑛は木と丘が有名な場所だ。美馬牛(びばうし)方向に戻りながら、夕刻までゆっくりと眺めを楽しむつもりだ。

 最初のコースとして考えていた北美瑛付近の「セブンスターの木」まで車で載せてもらい、そこをスタート地点とした。周りには数人の観光客がおり、有名な木であることをうかがわせる。

「セブンスターの木」

 引き続き移動し「親子の木」を遠くから眺める。2本の大きな木の間に小さな木が1本立っている。丘の上にちょこんと立っているのですぐに見つけることができた。

「親子の木」。2本の大きな木の間に小さな木が1本立っている。

 自転車をこぎ次の木「ケンとメリーの木」を見つける。ここも国道沿いのせいか観光客が多く比較的に見つけやすい。

「ケンとメリーの木」

 次は丘陵「マイルドセブンの丘」に上る。このころから進む方向があやしくなってきた。複数の道が入り組んでいて分かりづらい。3枚の地図を頼りに移動しているが、どれも詳細な道は省略されており、どこから入っていいのかが分からない。苦労してマイルドセブンの丘に到着。微妙に異なる緑色の畑が延々に続く。「パッチワークの丘」とはよく言い得ている。

丘陵「マイルドセブンの丘」

 いったん国道に戻り、分かりやすい道から再スタートする。次は「パフィーの木」を探す。上り下りを繰り返すがそれらしい木は見えない。観光客がいれば分かりやすいのだが人も対向車もなく1時間程さまよって国道に戻る。

 気を取り直して「クリスマスツリーの木」に向かう。国道から近いはずだがここも見つけられない。大きな木は所々で見かけたが、どれがクリスマスツリーの木なのかはっきり分からない。

 美馬牛には「中富良野」と同様にラベンダー畑「カンノファーム」がある。規模は小さいが満開になればラベンダーや他の花を楽しむことができる。地図をもとに自転車をこぎカンノファームに移動する。やはりまだラベンダーの時期には少し早いようだ。国内で一番早咲きなファーム富田でさえまだ三部咲き程度なのでしょうがないだろう。僅かだが数種類の花を見られたので納得してここを後にする。

美瑛カンノファーム
「カンノファーム」では一部の花が咲いていた

 今日の最後の見学は「拓真館」だ。情報誌によると写真家、故・前田真三氏が美瑛付近の丘を題材として撮影した迫力ある風景写真が数々展示されているという。丘を登り拓真館に向かう。ここ数日の自転車乗りで尻が痛む。特に今日借りた自転車はマウンテンバイクではないので余計に疲れる。やっと観光バスが集まる駐車場が見えてきた。自転車を置き写真館に入り見学をする。館内は意外とこじんまりしていたが観光客でにぎわっていた。写真はさすがにプロの作品だけありどれも美しさと迫力を持ち合わせている。自分もこの旅でかなりの枚数を撮影したが、その中の数枚だけでも良い作品があれば良いのだが。

「拓真館」館内
拓真館に隣接する「白樺の道」

 1時間ほどかけて写真館の見学と隣接する白樺のコースを回り、帰りの道を下る。16時美馬牛リバティユースホステルに戻りチェックイン。道北、道東の旅を終え明日は札幌に再度訪れる。今から親戚に会うのが楽しみだ。

今日の宿「美馬牛リバティユースホステル」

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