<4日目、2000年6月4日> 旭川→名寄→美深・美深温泉・チョウザメ

美深 チョウザメ 北海道の旅 2000年
旭川から名寄、美深へ
旭川から名寄、美深へ

 7時起床。服が濡れているせいか寝袋の中から出ると非常に寒い。朝食をとり、昨日の大雨で濡れた道具を丁寧に雑巾で拭きながらバックパックに詰めていく。出発の準備が整ったところで、公園の整備をしているおじさんから声を掛けられた。キャンプ場でテントを張っていたのは自分一人だけだったので気になっていたようだ。横浜から一ヶ月の予定で道内を旅していることや、昨日の大雨の行軍などを説明した。おじさんからは北海道でも置き引きが多いので気を付けるように、熊よりも人の方が怖いぞ、とアドバイスをもらう。挨拶をして別れ、10時半公園を出発。

神楽岡公園少年キャンプ場を後にする

 持病の膝が多少痛むので、それをかばうようにゆっくりとした足どりでJR旭川駅に向かう。移動途中の電光掲示板を見ると気温は17度まで上昇していた。天気も良くなり気候的には最適な状態だ。1時間かけ旭川駅まで戻り、「緑の窓口」で「JR紋穂内(もんぽない)」行きの乗車券を購入する。2,100円。紋穂内は旭川市、名寄(なよろ)市よりもさらに道北にあり「美深(びふか)町」内に位置する。温泉とチョウザメ、キャビヤで最近有名になった町だ。美深町は小学生当時、隣村の音威子府(おといねっぷ)に住んでいたころよく買い出しに訪れた、なつかしい場所でもある。宿泊は隣接する「森林公園美深アイランド」で野宿する計画である。但し、情報ではJR紋穂内から歩いて40~50分かかるそうなので今日もまた気合いをいれて歩かねばいけないようだ。

再び、旭川駅前に戻る

 出発まで1時間程あるので、Webページ掲載用の文章をまとめ時間をつぶす。北海道のJR鈍行の旅では1、2時間待ちは当たり前のようだ。文書の作成、校正は良い暇つぶしになる。

 12時24分発車。ここからはディーゼル、ワンマン車だ。列車は自然の景色の中をのんびりとした雰囲気で進んでいく。日差しは更に強くなり車内に備え付けられた温度計は25度を差している。おかげで濡れていた服も靴以外は、すっかり乾いた。この列車の乗車・清算システムはバスと同じ様になっている。乗車時に整理券を発券機から取り、下車時に運賃箱に整理券と料金を入れ清算する仕組みだ。このような列車は地元横浜では見たことがない。また、暖房以外の空調は不要なのか、天井には昔なつかしい扇風機が飾り程度に付いている。この扇風機もよっぽど夏の気温が高いとき以外は使うことは無いのだろう。

ワンマン、ディーゼル車

 途中「JR和寒(わっさむ)」で北海道初めての牛を見かける。景色もどんどん田園、農場が増えていく。逆に民家はぽつりぽつとしか見えなくなっていく。そんな雰囲気の田舎でも、若い人たちの服装は横浜と変わらず意外とおしゃれだ。厚底の靴を履いている女性もいるし、キックボードを小脇に抱えている青年もいる。

 今回野宿中は、小食を心がけている。食事は低カロリーのものを1日2食程度、好きなビールも今の所ほとんど口にしていない。このペースが続けば旅の終わり頃には適度なダイエットができるだろう。約一カ月後札幌の親戚らに再び再会するが、そのころには今のビール腹も引っ込み、スリムになっている計算だ。

 14時名寄着。ここから乗り換え紋穂内に向かうことになる。乗り換え時間を駅員に聞いてみるが16時35分名寄発とのことだ。今度はたっぷりと2時間半駅で時間をつぶさねばならない。このころから持参した「道内時刻表」で計画を立てることの大切さに気がついてきた。

 待ち時間の間に今日以降のコースの確認とトイレで見つけたコンセントでノートパソコンのバッテリーの充電を済ませておいた。列車の発車時間になりやっと出発する。

駅で2時間半時間のまちぼうけ

 17時15分紋穂駅着。無人駅を通りすぎ国道40号線を稚内方向に歩いてみる。「美深温泉」の詳細の道順は全くわからない。多分国道を歩けば看板でも見つかるだろう程度の考えで、ひたすら進む。途中、牛糞のにおいが北海道の旅の雰囲気をもり立てる。30分程度で美深温泉の看板を見つけた。どうやら、山勘は間違っていなかったようだ。更に10分、合計約40分で温泉入り口に着くことが出来た。施設としては「美深道の駅」(食事、お土産)、「美深温泉」(温泉、食事、チョウザメ館)、「森林公園美深アイランド」(公園、キャンプ場)から成り立っている。美深町唯一の観光スポットで日曜日ともいうこともあり、まずまず人は入っているようだ。

「JR紋穂内」駅到着
「JR紋穂内」駅は完全な無人駅
国道40号線を北上する
やっと「森林公園美深アイランド」を見つける。

 美深温泉で夕食をとり、美深名物のチョウザメの水槽を見学する。ノートパソコンのバッテリーは満充電になったが、あいにくPHSは圏外を示している。この先、音威子府を過ぎ稚内に着くまではWebページの更新は出来ないようだ。

温泉内でチョウザメが公開されている

 夕食と、チョウザメ見学のため多少遅くなったが、キャンプ場にテントを設営し無事本日の移動は終了した。

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