＜24日目、2000年6月24日＞　札幌2日目・新札幌

　10時起床。今日は札幌観光の計画を立てていない。ほとんどの観光地は見ることができたし、なによりもお世話になっている母の姉夫婦に今まで旅した道北、道東、富良野・美瑛の土産話をしなければならない。いろいろな人に出会ったこと。自然の厳しさを知ったこと。北海道だけにしか生息しない動植物を見たこと。野宿の話。おじさん、おばさんはどの話も興味を持って聞いてくれた。残念だが目が不自由なので、これまでにデジタルカメラで撮影した数千枚の写真を見せることは出来なかった。

　叔母に珍しいものを聞かせてもらった。録音された自分の小さいころの声だ。ご夫婦は目が不自由で子供もいないため親戚の子供たちをよく可愛がってくれた。自分以外にもほとんどの子供たちの録音テープがあると言う。どうやらアニメの主題化を歌っている（歌わされている？）ようだ。2000年の記念すべき年にまた良い思いでができた。

　16時半マンションを出発。今日の宿泊先は母の妹夫婦の自宅だ。旅の始まりの頃から宿泊をお願いし再会を楽しみにしていた。「JR札幌」から「JR新札幌」まで移動し、そこからは車で迎えに来てもらった。おじさん、おばさん共に元気な笑顔で迎えてくれた。

　この家族には娘さんが３人いるが、それぞれ７年ぶりの再会になる。昔の面影は多少あるが中学生程度の女の子が今では立派な女性になっている。当たり前のことだが大きくなったことに驚いた。自分も真っ黒に日焼けし体格も良くなってイメージが変わったとは言われたが。

　久しぶりの対面をし懐かしい話で盛り上がる。この日の夕食もご馳走にありつけ、お酒を飲みながら夜遅くまですごした。