7時起床。今日は天気が良く有珠山の様子が良く見える。有珠山周辺の雲がなかなか引かないと思って見ていたが、どうやら雲ではなく噴煙らしい。青空の中、有珠山の周辺だけ黒い噴煙に囲まれている。
8時15分「アルトリ岬キャンプ場」を出発。駅までの道順は行きで苦労した分おおよそ把握できている。約30分で「JR有珠」に到着。この旅最後の野宿を終え、あとは函館の見物を残すのみとなった。駅で2時間、時間をつぶし10時43分「JR長万部」行き列車に乗り込む。列車は海岸線沿いに進み約1時間で長万部到着。長万部駅は函館本線と室蘭本線が交わる駅である。前回利用した時と同様駅の待合い室は込み合いにぎわっている。
13時4分長万部を出発。この旅最後のJRの長距離移動だ。窓の外を眺め今までの列車の旅を振り返る。旭川から美幌までの1回を除きほぼ全行程をJR鈍行で移動した。長時間の移動、駅での時間待ちにも慣れ、時間をつぶすことも苦にならなくなった。また川湯温泉でのダイヤ改正による乗り換えミスを除けば、ほぼ予定通りにコースをまわることができた。前日に資料(情報誌、道内時刻表、ユースホステリングガイド、とほ宿ガイド、ツーリングマップ、インターネット収集情報)をもとに立てた計画の割には以外と多くの場所を見学をすることができた。今日、明日の最後の見学コースは今、移動中の列車内で計画している。最後まで計画がうまく行けば良いのだが。
16時10「JR函館」到着。宿は既に長万部の待ち時間に予約してある。やはり立地条件が良く割安なユースホステルを選択した。函館市電「宝来町」下車3分の「函館ユースゲストホステル(YGH)」が今日の宿である。
洗濯と風呂を済ませ「函館山ロープウェイ」に向かった。乗り場は観光客や修学旅行生で大変混雑しており山頂まで行くのに多少時間がかかる。展望台もやはり混雑しており、夜景を望むことができる手すり付近は順番待ちが続いている。夜景はさすがナポリ、香港と並ぶ世界三大夜景の一つだけあり見飽きない美しさだ。雲が多少あるが夜景を見る分には影響が無い。最後に天気は見方になってくれたようだ。
混雑もあり多少戻るのが遅くなってしまった。函館YGHではティータイムと称し旅人どうしの談話の時間が設けられている。今夜は長野から来た女性ライダーと旅についての予定や情報の交換を行い親交を深めた。
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