<19日目、2000年6月19日> 帯広2日目・東大雪ユースホステル・三国峠

帯広 糠平湖 北海道の旅 2000年
帯広でダウンヒルコースを満喫する

 7時起床。今日のスケジュールでは富良野に移動する予定だったが急遽予定を変更して「東大雪ユースホステル(YH)」にもう一泊することにした。せっかく十勝平野、大雪山のふもとまで来たのにこのまま出て行ってしまうには惜しく感じたからだ。

 このYHではいろいろなイベントを主催している。その中からマウンテンバイクツアー「三国峠ダウンヒルコース」に参加することを決めた。道内の国道最高地点の三国峠から東大雪の眺める爽快なダウンヒルコースだ。全長35km。途中の風景は樹海や草原、渓谷、湖と変化に富んで楽しめるらしい。

 9時YHを車で出発。30分程度で三国峠頂上のパーキングエリアに到着。ここがコースのスタートになる。天気は雨が降ったり、止んだり不安定なので雨合羽着て出発。道は主に舗装された国道を走ることになるが途中にある何本かの林道にも入ってみる。緑の木々や珍しい花々が林道一面に咲き国道沿いとはまた違った風景を楽しむことができた。

コースの出発点「三国峠」
奥に「東大雪」を望む
ダウンヒルをゆっくりと下る
何本かの林道も走ってみた
コースからは渓流がいくつか見えた
国道から見た「糠平湖」の眺め
国道、林道には珍しい植物が多く見られた

 ゆっくりとダウンヒルコースを下ると「動物飛びだし注意」の標識が目立つ。鹿の絵が描かれたものはまだ良いが、中には「熊出没地帯」の標識もある。途中で見かけた山菜取りをしていたおばさんは腰からたくさんの鈴をじゃらじゃらとぶら下げていた。多分熊よけのためだろう。今回の旅で一番熊に近い土地に来てしまったようだ。

北海道ではよく見かける「シカ激突注意」の標識
「熊出没地帯」の標識に少し緊張する

 コースの途中には温泉につながる林道もある。そこにさしかかった時にキタキツネを見つけた。残念ながらカメラに収める間もなくすばやい足どりで逃げられてしまった。

 アップダウンを繰り返し約5時間でYHに到着。コースの紹介パンフレット通り樹海や湖、大雪の山々、珍しい動植物を見ることができ良い体験、思い出となった。

 1日余分に日程をとったおかげで旅の計画にも余裕ができた。明日は「JR中富良野」に移動する予定だが、富良野にある複数の宿を比較検討でき予約も早いうちに済ませられた。帯広から富良野までは距離があるのでまた移動だけで終わってしまうだろう。

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