<6日目、2000年5月4日> 城ヶ島上陸3日目

城ヶ島 ロッジテント 江ノ島・三浦半島の旅 2000年
城ヶ島 ロッジテント

  6日目。城ケ島上陸3日目。7時起床。晴れ。

 昨日までの2日間で、城ヶ島をほぼ一周し、名所のほとんどを見ることが出来た。今日は、たまった疲れを癒すため、遠出はせずテントを起点に、周囲の散策をする事にした。出発当時からの足の痛みは相変わらずだが、いろいろな出来事がその痛みを忘れさせてくれる。それよりも予想外の連日の晴天で焼けた肌が、ヒリヒリと痛む。今日は運動量も少ないので、食事も控えめにするつもりだ。

 風の方は落ち着いたようだ。向こう岸に見える「宮川公園の風車」も今の所止まっている。周囲を見ると、ドーム型テントが一つ増えている。朝早くから、バーベキューをする家族も、続々と集まりだした。

 昨日の夕方から来ていた、ロッジ型テントのキャンパーに、声を掛けてみた。自営業の夫婦で、明日まで滞在するとのこと。昨日の強風でテントの骨が折れてしまったそうだ。私が使っているテントも、昨日の風で揺れはかなりひどかったが、アルミ製チューブの骨が、うまい具合にしなり、折れるようなことは無かった。テントのクサビ型形状を生かし、入り口を風向きと逆にして設営したことも、強風にも耐えられた理由だろう。

 いつも厚着だったが、今日はテントにほとんどの荷物を置いているので、Tシャツ一枚の身軽な格好でいられる。 顔、腕もまんべんなく焼け、焼きむらも無くせそうだ。

親しくなった、ロッジ・テント夫妻

 今までスイッチを切っておいたPHSをチェックすると、妹から伝言が入っていた。ANAの「超割」チケットの第2弾が、発売開始になったという知らせだ。国内全線一律一万円バーゲン・チケット第2弾である。第2弾があることは、数週間前に発表されており、北海道の旅の帰りのチケットとして、発売開始を今かと、待っていたものだ。第1弾発売の際に、北海道行きのチケットは、既に予約してある。早速、折り返し電話をし、チケットのインターネット予約を妹に依頼する。これで北海道までの往復チケットが、2万円でそろった。

 実家の妹が、私のベースキャンプ代わりとなっている。今回は、航空チケット予約を依頼したが、北海道の旅でも電話、電子メール経由でいろいろ助けになってくれるだろう。

 一番の高台と思われる岩場にを陣取り、菓子を食べ時間を過ごす。海を見ると多くのクルーザー、ジェットスキーが水しぶきを上げている。島を一周する観光船もあるので、時間とお金がある人は乗ってみるのも良いだろう。ほとんどの子供達は、網とバケツを持ち岩場の隙間の魚、カニを取るのに夢中になっている。いつの時代でも、海辺の子供の行動は変わらないようだ。

家族総出でカニ取り

 昼頃になると、また風が出てきた。「宮川公園の風車」も首の向きを変え、ゆっくりと回りだした。明日は城ケ島を出るが、行程の途中で、その迫力ある姿を間近で見る予定だ。

 テントの色がグリーンのため、日陰にはならず、仕方なく外で日陰を探す。しかし、海岸に日陰となる場所もなく、時間つぶしと、食料の調達を兼ねて、コンビニまで散歩することにする。少し心配だが、テントに荷物を置いたまま、コンビニに向かった。途中、キックボード3台、ペット連れ4人、野良猫2匹を見かけた。ここも、江ノ島と同じように、人になついた猫が多い。なにも与える食べものが無いので、頭をなで通り過ぎる。コンビニで、ビールとアイスクリームを購入し、帰路へ。テント-コンビニの往復で、たっぷり1時間かかった。

向こう岸に「宮川公園の風車」が見える

 海岸のわずかな日陰で、日が落ちるのを待つ。夕方になると城ケ島ユースホステルに宿泊しているインド人(?)の団体がこの岬にやってきた。会話の内容は、もちろんわからないが、楽しそうな笑い声が聞こえてくる。男性の一人の服のラベルに赤白緑の縦線が入っていた。どこ国の国旗だっただろうか。

インド人(?)が集まって、なにやら会話を楽しんでいた

 18時を過ぎると、人影もぱったりと少なくなる。聞こえるのは、波の音と、ロッジ・テント夫婦が持ってきたラジオの音だけだ。私はいつもこの時間辺りから、寝るまでの間、Palmtop PC「HP200LX」で当日分の大学ノートのメモを、文章にまとめている。ロウソクの明かりの下で、文をあれこれと考えるのも、意外といいものだ。

今夜も、ロウソクの明かりの下、Webページの原稿を仕上げる

コメント

タイトルとURLをコピーしました