2日目。朝5時に起床。多少の緊張からいつもより目覚めが早い。今日も天気は良い。結局昨日の夜は、寒さから途中で目が覚め、シュラフ(寝袋)を使用した。
昨日の、江ノ島休憩時の日光浴で肌がかなり焼けた様で、顔や、腕がヒリヒリと痛む。
コールマン製のガスコンロを組立て、朝食の準備を始る。メニューはインスタントラーメンと、魚肉ソーセージという寂しいものである。雰囲気を出すためにコーヒーも考えていたが、荷物が増えるのを嫌い、今回は用意していない。湯が沸くまでに、テントのフライシートの片づけにかかった。やはり夜露のせいでびっしょりと濡れている。濡れたままだとカビや、悪臭の原因となるなると聞いているので、丹念にフライの水滴を落とし、多少乾くのを待ってから収納袋に納めた。
少しすると、公園には朝早くから、犬の散歩をする人たちが方々から集まってきた。それを眺めながらソーセージにかぶりついた。
昨晩はロウソクの明かりの下、ノートパソコンで文書の校正、デジタルカメラの画像の取り込み、選別、修正、Webサーバへのデータの転送を行った。バッテリーの持続時間2時間はあっという間に過ぎ、電池は無くなり、ただの荷物となった。
7時までゆっくりと道具の整理、テントの収納、本日の予定の確認をし、初の野宿地、由比ヶ浜公園を後にした。 本日はバス移動のみである。また途中でビールを補充し、徒歩でバス停まで30分移動する。
まずは京浜急行バスで「名越」からJR逗子駅までの移動である。JR逗子駅には15分程度で到着し、さらに今日最初の目的地「逗子海岸」に行くため、地図で一番近いと思われる「切り通し下」 バス停で降車した。降車後、歩いて10分程度で逗子海岸に到着。
ここは片瀬海岸、由比ヶ浜とは異なり、交通の便が多少悪いせいか人が少なく、人も雰囲気もゆったりしている。
本日の宿泊は「葉山憩いの家」というNTTの保養施設である。チェックイン14時までに十分時間があるので、腰を降ろし、今まで分のレポートのまとめを行う。
昨日の荷物の梱包で気づいたのだが、テント設営に用いるアルミ製骨組み及び、ペグ(くぎ)は取り出しやすい位置に詰めた方が良い。理由は、地面の固さを確認するために手元にペグが1本あると、テント設営の可否が即座に判断がしやすいためだ。また、昨日はアルミ骨組みをバックパックの底に入れてしまったため、テント設営の際にすべての荷物を取り出す羽目になってしまった。反省をふまえて、今日のパッキングは上記の点を注意して行った。
10時まで逗子海岸で過ごし、葉山マリーナに向かった。10時半、葉山マリーナに到着。ヨットの数に圧倒される。クレーンを使って海に降ろされるヨットを写真に収め、しばしヨット見学を楽しんだ。
葉山マリーナからは、バス停まで再び徒歩で移動である。コンビニを見つけ、またビールを購入する。
天気が良く、日差しが痛いくらいである。こちらの服装といえば、北海道を想定しているのと、バックパックの容量をなるべく取らないように、Tシャツ2枚、スポーツウエア、その上にネイビーブルーのフリースという格好である。その格好で、地図で確認すると6kmほど移動したことになる。やっと宿泊地付近に向かうバスを見つけた。宿泊地「葉山憩いの家」は下調べ通り、バス停「三ヶ丘」付近にあった。
まだチェックインには早いため、明日の野宿地候補探しと、海岸での休憩、昼食を兼ねて近場を散策してみた。近くの海岸「一色海岸」は、逗子海岸と同じ様な雰囲気の海岸であった。少数の家族連れとウィンドウサーフィンがちらほら見える程度である。自分もTシャツ一枚になり、日光浴で1時間程過ごす。 あまり急に焼くと後がこわいので、その後日陰に移動。
浜から少し上がると、小さな公園があった。平坦で、ペグの刺さり具合も良好である。明日の野宿地の候補とした。ただ、30分ほど様子を見ていたが、次々と食事や、バーベキューをする家族連れが来ていた。明日のテント設営は早めに行った方が良さそうだ。
その後、付近に適当な食堂が無いため、昼食のためにバスで今来た方向に戻り、デニーズで昼食を取った。食事後ちょうどチェックイン時間を経過したので、徒歩で再び「葉山憩いの家」に戻った。
14時半チェックイン。建物は古く年期が入っているが、部屋は2階で、海沿いで海岸を一望できる。冷蔵庫、テレビ等の最低限の設備もそろっており、サービスも行き届いている。ゴールデンウィークなので他の部屋も家族連れでそこそこ、うまっているようだ。
休憩後、ノートパソコンのバッテリー切れでできなかった、電子メールのチェックと、Webページ更新用データの作成を行った。
風呂は温泉ではなかったが、疲れた体は十分休めることができた。今回の旅ではあと一度宿泊・着替えの機会があり、着替えも一着しかないので、風呂で洗濯をすることとした。
予約は、素泊まりとしたので夕食は外食となる。だが、付近には食堂はなく、あっても既に閉店してる店ばかりであった。しょうがないので、また昼に利用したデニーズに向かい、ささやかな食事をとった。帰りは風が強かったが、焼けた肌にはちょうどよい。
本日の移動はここまでである。アクシデントもなく、途中で購入した缶ビールで乾杯し、早めに床についた。
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